2022年のGW。
10夜連続シーバス釣行の七日目。
これまでの成績
初日は荒天の中、小型ながら4バイト1キャッチ
二日目は好天でもノーフィッシュ
三日目は6バイト5キャッチ
四日目は渋いながらも3バイト3キャッチの打率10割
五日目はフィールがハマり12バイト9キャッチの大爆釣。
六日目はフィーバーの五日目を上回る15バイト9キャッチと二夜連続の大爆釣。
これまでの通算成績は、6日間34時間で40バイト27キャッチ。
そして、今日は七日目。
七日目となりましたが引き続き前夜の大爆釣もあり体力・気力ともに十分。しかし、気になるのは海の様子。
六日目までは基本的には北の風、つまり追い風が吹いていたのですがこの日はこれまでにないくらい強い向かい風。当ててくる風に押され、波も押されて高めとなり波っ気も強い。しかし、流れが当てているためか水色は程よい濁りが入っており悪くない。
前夜に続き確実にバチパターン中であると推測し、前夜とほぼ同じタックル、ルアー、意識で望んだ、そんな七日目でしたが、さて結果は如何に?
ちなみに前回GW10夜連続釣行六日目の釣行ログはこちらをご覧ください。
2022年5月3日(月)後中潮二日目 東京湾奥の港湾エリア
天候 晴れ
天候は晴れですが強い向かい風もありGWの割にはアングラーは少なめ、そのため何なくいつもポイントに入ることができました。
ポイントに入ったのは前日同様の23時。
風は南風(向かい風)5mと強め、気温は南風の影響もあり昨日より高めの15度。
後中潮二日目、干潮少し前から満潮にかけて潮位89cmから186cmへ上げていく潮が比較的動く中での釣行。
水質はいつも通り潮が上がると共にクリアからやや濁るが今回は南風に押され流れが当たっているせいかスタート時点で既に濁りが強め、流れは左奥から右手前へ当ててくる。
この日も南風だったため上潮のタイミングでは風と流れ同調する形となると予想。
つまり、潮は前日とほぼ同じであるが風が逆向き、向かい風であるため軽めのバチルアーを投げるのは厳しいコンディション。
このポイントは東京湾奥のとある港湾エリアですが、釣りができるのは向かって左のエリアであり足場は大きな岩がたくさん積み上げられており、それが沖30-40mのところまで徐々に深くなりながら続いています。
岩場が途切れる沖30-40mのラインの水深は満潮時でおそらく3-4m、そして、そのブレイクラインによりさらに1-2m深くなり、そこからはおそらく砂地だと思います。
上潮時は傾向的に沖から岸方向に、下潮時は岸から沖方向に流れが発生する傾向が強く、潮のタイミングや風の状況次第でかなり流れが複雑に変化する場所でもあると思います。
ちなみに向かって右側のエリアはテトラ帯になっていますが実はこちらは釣り禁止になります。
今回もバチパターンを想定。16gのマニック115とフィール150SGを中心組み立てようと思っていたため前回同様DIALUNEをメインとした下記タックルシステム。
ロッド:Shimano DIALUNA S1006M
リール:Shimano Twinpower 4000XG
ライン:PE1.2号
リーダー:フロロ6号
このDIALUNAで爆釣するまではソリッドティップのロッドが欲しいと思っていましたが前日前々日とこのタックルシステムでそれなりに釣りが成立し、釣果もあげられたためソリッドティップ熱は少し薄まっています。笑
また、バチパターンの場合メインラインは0.8号以下、リーダーは4号以下にされる方が多いようですがこちらも前日前々日の釣果を考えるとそれほど気にしなくていいかなと思っています。
ルアーは前述の通りバチパターンに狙いを定め、これまで同様マニック115とフィールを中心にルアーを構成。
結果この日はフィール150SG レッドベリーギーコーカラーが良い日でした。
前述したように強い向かい風と波っ気がある中、干潮間際からスタート。
ルアーウェイトが軽いフィールだと向かい風時はキャストが厳しいためスタートはマニック115ゴーストパールチャートを選択。
しかし、向かい風による当ててくる流れと引き潮の沖に出る流れが噛み合わずマニックをうまく通せない状況が続く。
その後潮の流れが逆転し上潮に変わると風と流れが同調し、なんとなくルアーの泳ぎが良くなった感触を得ました。
一方で風と潮の両方が当ててくる状況のため波っ気は更に強くなり、時より足元まで波がかぶる状況。
向かい風が強いためできる限り風の影響を受けない方向であるダウン側にルアーを通していたが当たりが出ないこと、さらにはマニックでは当たりが出ないことから思い切ってキャスト方向は風と喧嘩するアップ方向、ルアーは軽いフィールに変えたところ当たりが連発。
しかし、どれも乗せられず、、、、それでもめげずに風と喧嘩しながらフィールを投げ、デッドスローで巻いていたところようやく釣りの神様が微笑んでくれ、釣り開始3時間後、上げ3分、潮位120センチくらいのタイミングで40㎝をゲット。
過去六日間釣れたシーバスは漏れなくバチを吐き出していましたが、なんと今回はシラウオのような小さな魚がルアーに引っかかってきました。
バチパターンだと思い込んでいたのでこれには驚かされ、同時にパターンが崩壊、リズムが狂わされたのは言うまでもありません。笑
あくまで推測ですが以前もお伝えした通りバチパターンで当たりが集中するピンスポットは荒川の流れの延長線上にあり、バチパターンが成立するときは荒川の流れに乗ってバチが流れ降りてきて、そのピンスポットに溜まっているのではないかと思います。
しかし、この日は向かい風だったこともあり流れがこれまでとは逆転しており、荒川のバチが流れ落ちてこなかったのではないかと、一方で沖から押されてくる流れが強いため沖にいた小さなベイトが岸際に押され、それがこの日のメインベイトになっていたのではないかと思います、あくまでも個人の推測ですが。笑
いずれにせよ強い向かい風と波っ気のため釣りがしづらく、厳しいコンディションの中、その後も数時間粘りましたが状況変わらず、この日はこの魚1匹で納竿しました。
今回の課題としては、向かい風、当て潮時の攻略法を持たないとコンスタントに釣果をあげることは難しいと言うこと。。。
しかし、軽いルアーを向かい風+当て潮+強い波っ気の時に使うこと自体無理があるなと、、、、こういうコンディションの時はポイント選びから考えるべきかなと少し思います。
GW10夜連続同じポイントにシーバス釣り行くと決めてスタートした10夜連続シーバス釣行チャレンジの七日目、前日は15バイト9キャッチ、前々日は12バイト9キャッチと二夜蓮速の大爆釣でしたのでこの日も期待しましたが自然の力を思い知らされた釣行となりました。同時に最後まで狂ったリズムを補正することができなかった釣行となりました。
一方で課題も明確となり、いい勉強になった釣行でもありました。
シーバスルアーフィッシングにおいて釣果に影響する要素としては、光量・流れ・水温・水色などがあると思いますが、これらは潮汐、風を含む天候に大きく左右され、その影響を受け、ベイトが動くことを想定しなければならないのだと考えています。
そして、それに加えて予測したベイトの位置に通せるルアーを飛距離、レンジ、波動の強さなどを加味して選択しなければならず、時にピタッとハマりルアーが存在しない、と言うこともあるのではないかと今回感じました。
具体的には今回のケースのように向かい風の中で50m先の流れにルアーを落とし、浅いレンジをゆっくり引きたいとなると飛距離を出すためにある程度の重さのルアーが必要になりますが、一方で重いルアーで浅いレンジを引くためにはある程度のスピードで巻かなければならなくなりますがそれでは食わないという状況。
よくプロアングラーの方が完璧なルアーはないと言いますがおそらくこう言うことを指されているのではないかと想像します。
そう考えるとやはり安定した釣果を出すためには上記の環境条件を如何に揃えるか、それが揃っている「場所」見つけ、選びかがとても重要になってくると言うことなのかもしれません。
二日連続いい思いをさせてもらった翌日はしょっぱい釣果となりましたが、それも釣り、と言うことで、GW10夜連続シーバス釣行はまだまだ続く。
明日こそはランカーを釣りたい!笑
それでは、またお会いしましょう。👍
終わり
2022年5月3日